ヴィムの都
<< 第一章 モールモースの騎兵隊篇(22) >>
★そして、儀式の日がやってきた。
この儀式が終われば、世界から魔物が一掃されるのだ。
謁見の間は大勢の人でいっぱいだ。王様に大臣、騎士団長、協会会長もいる。
それに真ん中には大きなワイングラスのような祭壇が置かれている。
これを使って儀式をするのだろうか…。
儀式の前に、王様から騎兵隊に褒美が贈られた。
「騎士団と並んで、王国の守り手にする。」
とうとう、騎士団と肩を並べる事になった騎兵隊。やったー♪
ついにここまで来た。なんかサクセスストーリーみたいでちょっとツボ。
アルウェラさんから、大臣へ。大事な石を運ぶ大役をセレスが勤める。
大臣が1つ1つ、魔法の石を祭壇に置いて行き、魔法の言葉を唱えると、
石は輝きながら宙に舞い上がり、魔法の力を解放して行く…。
それは千年前の勇者達が見た光景と同じ物で、それはそれは美しい光景…。
騎兵隊は誇らしさと嬉しさと、驚きで胸がいっぱい。
冒険はどうやらこれで、終わりのようです。
これからは戦いのない、平穏な日々が待っているのでした。
騎兵隊の名は、伝説となって語り継がれる事でしょう…。
そして紙ふぶきが舞う中、物語の幕は閉じるのでした。
…とは、いかなかった。
ここでクリアだと思って電源切る人、1人くらいいるかも。
だって、本当に幕が閉じて、真っ暗になるんだもんね。
★★★★★
★突如落ちる7つの魔法の石。その光も失っている…。
異様な雰囲気に王様が立ちあがって大臣に言った。
「これは予定と違うのではないか?」
「ああ、陛下。それがどうして、予定通りなのでございます。」
違うと言えば、これが終わりなのでなく、始まりと言う事。
そして、私がマルダンでない事でしょうか…。
そういうと大臣の体が黒い影に包まれて、魔物の姿に変わって行く。
そうなのでした。実は大臣は魔物が化けていたのでした。
本当の名前はナグゾスサール。本物の大臣は殺されていたのです。
騎兵隊に石を集めさせて、それを奪うのが目的だったのでした。
ガーン。そ、そんな〜。(泣)
あんなに親身になって協力してくれたのは、こういう事だったのね〜。
石の力は封印と同時に、封印を解くにも使えることが出来る。
ナグゾスサールは封印の儀式と偽って、解きかけの封印を
解いてしまったのでした。なんてこと〜〜!(汗)
騎兵隊の名は魔物を復活させた者として、永遠に記憶に残るでしょうな。
そう言うナグゾスサール後から、魔騎士が現れた。
そうか、魔騎士が敵の情報をくれたは、そう言うことだったのか!
(なんか、かなりショック。) そして魔騎士が魔法の石を破壊する。
これで、再び封印する事が出来なくなってしまった。
そして皆が呆然とする中、ナグゾスサールと魔騎士が外へと姿を消す。
事態を飲みこんだ王様は大激怒。
「この疫病神め!!」 全てを騎兵隊のせいだとして、
教会会長の言葉にも耳を貸さず、牢獄に入れてしまったのでした。
そして騎士団と共に、出陣してしまった王様。
★★★★★
★騎兵隊は解散。狭い牢屋に閉じ込められて、
騎士や宮住まいの人々に非難の言葉を浴び続けるセレス達。
そして段々と自分のしてきた事に疑問を持ち始めてしまった時、
牢屋の前白銀ので身を包んだ、メルレーンが現れた。
見張りの騎士は恐ろしさに逃げて行く。(すごいなー。)
メルレーンは頼みを聞いてくれるなら、助けてやると言って来た。
魔騎士に対抗できる武具が完成したので後を追いたい。力を貸して欲しい。
それがメルレーンの頼み。所がいつもなら二つ返事でOKなバルもフィルも、
今は自分に疑問を持っているのか、返事を濁らすばかり。
君も、1度の挫折で自分の見失ったか?
再起を試みることなく、ここで朽ちて行くか?
そんな言葉をセレスにかけるメルレーン。(…名台詞だ。)
セレスはメルレーンを行く事を決意するのでした。
そんなセレスと話すうち、バルもフィルも自分を取り戻して行く。
自分はただすべき事、正しいと思う事をすべきだ。それが騎兵隊。
それを思い出したバルとフィルは、もう1度戦う事を決心した。
★★★★★
★もうたった3人になってしまったけど、メルレーンと共に魔騎士を追おう。
そう思っていると、幻術師のソッコル達、村の戦士達が駆けつけてくれた。
街中にはそれぞれの長もいて、メンバー達もぞくぞくと集まってくる。
なんか、ボスキャラ前の登場人物勢ぞろいのようだ。
いやまさにこれから、そのボスキャラの所に飛び込んで行くんだけど。
それぞれの長から、暖かい言葉を貰う。(カムジにまた会えて妙に嬉しい♪)
街の人も石を投げるどころか、騎兵隊を支持してるとさえ言ってくれる。
アルウェラさんの無事を確認し、尋ねてきたジャリガートさんとも話し、
教会会長さんも出て来てくれて、僧侶達も立ちあがってくれた。
そして、2度目の祝福の日もむかえた騎兵隊はもう怖いものなし。
これはもう、モールモースなんてものじゃない。アルメセラでもない。
アクラリンド中から集まった、アクラリンドの騎兵隊!
この盛りあがった雰囲気の中、魔騎士達が逃げて行った所、
ウードルドムの山のふもと、夜の門という森へ出発だ。
★ああ、なんかRPGって良かれと思ってやっている主人公の行動が、
途中で最悪の状況を作るっていう話の展開はお約束なんだろうか?
持ち上げて落とす。そしてそこからまた這い上がる主人公…。
王道だけど、やっぱりいいね。
次回は「夜の門」の巻。
★ものすごい盛りあがり。私もハイテンション。倒すぞボスキャラ。
<総プレイ時間:24時間>
|
|