■ 【PS2】THE原始人 >> ゲーム紹介 ■

「THE原始人(PS2)」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

ジャンル:
発売元:
開発元:
価格:
機種:
発売日:

個人的評価:
進化シミュレーションゲーム
(株)D3PUBLISHER
ヴァンテアンシステムズ(株)
2,000円
プレイステーション2
2006年4月27日

★★★★★
■ストーリー
はるか昔の緑の大地。原始の村で暮すサルの青年、ボス。
ある日、ボスはこの村だけでなく、星までもが消滅する不吉な夢を見る。それは、近い未来に本当に起きる出来事だと悟ったボスは、その天変地異を避ける方法を探すために、見聞を広め、新たな存在に進化する事を誓って冒険に出る。(取り扱い説明書より抜粋)

進化し続け、最後のエリアでボス達が見たものは…、夢の意味は…!

■どんなゲーム?
原始の村のリーダーとなって”進化”を目指すシュミレーションゲームです。
原生林や大河、活火山などの全5つのエリアに仲間を連れて分け入り、小動物からサーベルタイガー、マンモスなどを狩ったり、落ちている素材を持ち帰ったりと村を繁栄させていきます。
文化が発展すると武器や道具も使えるようになり、仲間が増えると行動範囲が広がります。
難易度は、かんたん、ふつう、難しい、の3段階でプレイ可能。
▼ レビュー ▼
いやー、面白い!
プレイしながら思わずそう声を出しちゃいました。
PlayStation.comにあったプロモーションムービーを見て、そのあまりのB級っぷりに爆笑し、ネタでもいいやと衝動買いしてしまったのですが、いやー大当たりでした。

内容を一言で言ってしまうならぶっちゃけ、ピクミン。
大勢の仲間をぞろぞろと後に連れて歩き、2人で持てる物、5人で持てる物と、人数を割り振って村に素材を持って帰るというもの。ここだけを言うと本当にもろピクミンですが、違う部分ももちろん沢山あり、けしてマネと言う訳ではありません。

このゲームはピクミンのような制限時間はありません。夜になるからと慌てて帰る事もありません。悪く言えば緊張感がないとも取れますが、夜には夜の探索(獰猛なエモノも寝ていたり)があったりと制限時間がない分、まったりとじっくり探索できて私は好きです。

持って帰る事によって村が発展するのも面白い。
素材によって決まってる貢献度が溜まって村のレベルが上がっていき、色々な施設が増えて行きます。訓練所や武器工房など探索に役立つものもどんどん増えて行きます。初めは閑散とした村が最後には都市?というくらいの大きさにまで発展するさまはたまりません。

持って帰る量もありますが、”何を”持って帰るかも重要です。
例えば、草Aと草Bを持ち帰ったら住人が薬Cに加工してくれて売り出されるとか、その商品をさらに掛け合わせて…などのプチ錬金があったり。石、木、鉄、それぞれに文化レベルがあって、鉄類を持って帰ればどんどん鉄文化が上がり、鉄製の武器が作られていったりと、プレイスタイルによって色々な進化の過程が味わえたりもします。

仲間の増やし方はピクミンにように一気に100匹!というような感じではなく、エリアに落ちているあるアイテムを拾う事によって1人1人じわじわ増やしていくと言った感じでしょうか。人数によって押せる石壁などがあり、行動範囲を広げる為に人数を増やして行くのも重要です。

進化によって複数の隊列が覚えられ、ボス(プレイヤー)の命令に瞬時にその隊列になって一生懸命ぞろぞろ付いて来て、エモノに向かって突進して行くさまは、とても健気ですよ。

エリアは、原生林、地底、大河、活火山、未知の大陸の全部で5つ。
必ずしもボスを倒さなければエリアクリアできない訳ではなかったり、エリアごとに色々なギミックがあったり、人数が増えたら前のエリアに立ち戻ってみたくなる仕掛けがあったりと、非常によく作りこまれています。音楽もグラフィックも雰囲気にあっていて非常に良いです。

気軽にプレイできて、クリアだけならそれほど難しくありませんし、
やり込みたい方には図鑑コンプリートという物も用意されています。
(プレイが下手な人ほど手に入りやすい強力な隠し武器もあったりします)

狩りを楽しむもよし。
エモノは無視して奥へ奥へ進むもよし。
1つの武器に拘るもよし、最強武器を狙うもよし。

序盤はちょっと作業感がありますが、10人くらいになってくると飛躍的に面白くなってきます。

自由度も高いので、これで2000円は安いと思います。おススメです。
特に石器時代ものが好きな方、まんが肉が好きな方はぜひ!!(06/07/22改定)





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