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「おさわり探偵 小沢里奈」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

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発売日:
プレイ環境:

個人的評価:
ペンタッチアドベンチャー
(株)サクセス
(株)Beeworks
4,800円 グットプライス版:2,300円
Nintendo DS
2006年4月13日
1人用/セーブ1つ

★★★★☆
■ストーリー
主人公の里奈は新米探偵。親から譲り受けた事務所に、執事のじいと住んでいるちょっと内気なお嬢さん。そんな里奈が、一人前の探偵になって探偵協会に入る為、4つの事件を解決する事になりました。しかし、舞い込んでくる依頼はいつも不思議なものばかり。
里奈はじいと助手のなめこと協力しながら、地味に活躍していくのでした。

■どんなゲーム?
ニンテンドーDSの機能をうまく使った”おさわり”アドベンチャー。
怪しいと思った所を直感的にペンでタッチ(おさわり)していく事で事件を解決して行きます。
気になった所はつんつん。お話するにも相手をつんつん。アイテム調べるのにつんつん。
また、上画面では主人公の里奈の心の声が表示され、ヒントを得たり下画面の会話との微笑ましいギャップが楽しめたりします。事件も「夢が盗まれた」などの奇妙なものばかり。独特な世界観と相まって、不思議な雰囲気をかもし出しています。
▼ レビュー ▼
まったり。ほんわか。摩訶不思議。
そんな言葉がとても良く似合うゲーム。非常に魅力が詰まっています。

純粋にアドベンチャーゲームとして見るなら、タッチペンを使った操作などハードの特性を生かした操作感は、従来の"カーソルを合わせる"というものよりも直感的に出来て良いのですが、これは他のDSのAVGにも使われている事で特に物珍しいものではありません。
謎解きの部分も、本格トリックを〜というよりは、”アイテム集め”や”会話でフラグ立て”と言った従来のAVGの枠に入るものだと思います。物珍しくはないです。(王道です)

では、なぜこのゲームが魅力的かというと、
ペンでタッチする。その画面に触れるという部分を、「おさわり」、と表現したように、
少しだけ軸をずらす、わざと外す的な世界観やストーリーにあると思います。

可愛いタッチで表現した英国風の世界にちょっぴりダークな隠し味という、洋書(欧州)の絵本風味な世界。そこに登場するキャラクターも単に可愛いだけでない少し不気味な雰囲気(キモカワイイ?)で、そのキャラが織り成す物語も、非現実的で夢のような摩訶不思議さです。

その不思議さ加減にどっぷり。(じいの魅力にもどっぷり!)

なんてたって、助手が”なめこ”(きのこ類)! なぜなめこ?!
しかも、最初の事件も「夢泥棒を捕まえて」ですから!
さらに、第一話の題が『「強奪」 〜もしくは夢と現実が織り上げた幻月の物語〜』 ですから!

このセンスに痺れます。ビリビリします。音楽も秀逸。
話を進めるにつれてどんどん不思議な世界に引き込まれていきました。

上画面で里奈の「心の声」が垣間見れるのも良いです。
ちょっと気弱という主人公らしく個性的な友達に挟まれてあわあわしたり、かと思うと人を冷静に観察して的確にツッコんでいたり。と、見所満載。時にはここがヒントにもなるので侮れません。
おまけの「おさわり図鑑」(触った感触を集める図鑑)は、タッチした時の空振りを少なくする、良いアイディアだと思います。(思わず色々つんつんしたくなります)

それに、探偵モノと言っても殺伐としてない所が良いですね〜。
現実世界の推理モノは、殺人事件だったり暴力だったりとクリアして切ないのが多い中、探偵と名がついて、クリア後にほわっと温かい気持ちになるゲームはそうそうないと思います。

ただ、謎解き自体もやや非現実的な部分があるので、推理モノという固定観念でいるとピンと来ないものもあります。ので、ここは頭を柔らかくしてプレイするのがオススメ。
ボリューム的(全4話、ミニクエスト20個)に少ない感じがナイナス面ではありますが、これは「もっと遊びたかった!」という心の声の裏返しという事で。

キャラクターに惹かれるものがあるならぜひ手に取ってみて欲しい一品。
気軽にプレイできます。

ああ、このキャラクターはこのゲームだけで終わるのは勿体無い。
ぜひ、続編を期待します。あと、なめこのぬいぐるみ希望!!! (06/06/26)





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