■ 逆転裁判2 >> ゲーム紹介 ■

「逆転裁判2」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

ジャンル:
発売元:
価格:
機種:
発売日:
プレイ環境:

個人的評価:
法廷バトルAVG
(株)カプコン
2,980円(べスト版のみ発売)
Nintendo DS
2006年10月26日
1人用/セーブ1つ

★★★★★
★どんなゲーム?
弁護士となって依頼人となる被告人の無罪を勝ち取る異色のアドベンチャーゲームです。
依頼人はいっつも絶体絶命。状況証拠に目撃証言てんこ盛り。そんな危機的状況のほんの些細なほころび(矛盾)を指摘し、バッタンバッタンと法廷をひっくり返して行きます。ええ、ひっくり返ります。それはそれは、星一徹のちゃぶ台のようにひっくり返ります。
2001年にGBAで「1」が発売され以来、その面白さで金字塔を打ち立てたゲームの第2弾がニンテンドーDSに再登場。2画面化により、より遊びやすくなっています。
▼ レビュー ▼
アドベンチャーゲームの金字塔の第2弾がDSに帰ってきた!!

というベタな書き出しをしたくなりますがまさにそんな感じ。
GBA版を何度もプレイしましたが、面白いものは何度やっても面白いですね。
トリックや真犯人を分かっているのに、時間を置いては再プレイしてしまう魅力があります。

システム的には、「探偵パート」と「法廷パート」に別れる点は前作同様ですが、本作からの新要素「サイコ・ロック」(心に鍵、いわゆる秘密を視覚的に確認でき、証拠品を突きつけて情報を引き出す要素)のおかげで、前作の少しだれ気味だった探偵パートのいいアクセントになって引き締まりました。それに、解除した時のパリーンいう効果音が実に気持ちいいです。
その分、ちょっと難易度は上がったんですけどね。

法廷パートの新要素はないものの、楽しさは前作同様以上です。
最初からギリギリの状態でスタートし、追い詰めたと思った瞬間実は逆に追い詰められているハラハラ感。そこから一気に意外な展開を見せて最後には大逆転をする痛快感がすごい。
絶妙な掛け合いとリアクション、カット割りにいい所で盛り上がるBGMや効果音がスピーディな展開をさらに効果的に見せてプレイヤーのテンションをあげてくれる所ももはや職人芸かも。
今回もいい感じにのめりこませてくれます。

「2」からの新要素は他に、物だけでなく人物もつきつけられるようになり幅が広がった事。
それと、ペナルティが回数制からゲージ制になった事があげられます。
このゲージ制はいいですね。前作ではどこで失敗しても比重は同じだったのに対し、このダメージ制では、失敗した状況によってペナルティの大きさが変化して、重大な局面でのミスが即ゲームオーバーに繋がる緊迫感を演出しています。

世界観もキャラも相変わらず濃くて魅力的。
個人的には最大のヒットは新検事の狩魔冥。ツンツンツンツンデレ娘は可愛いです。
春美ちゃんのぴょこぴょこも可愛いけど、冥の最後の最後であの表情は反則だよなー。ホント。

ストーリーの全4話と若干少なめですが、悪い真犯人がいてやっつければ終わり、と言うような単純な話は少なく、重い話もあるのでなかなかの高密度です。また、なるほどくん自身が「2」全話を通して、”弁護士とは何か”を改めて問うというテーマもあり、最後の方で選ぶ究極の選択は、私自身ゲームを前に置いて本気で15分ほど悩みました。
そして、これが本当の奇跡の大逆転だと思える最後の証拠品には脱帽です。

まあ、若干無茶なトリックとかもありますが、そこは笑い所ツッコミ所という事で。(笑)
あと、相変わらず推理に霊媒が絡むのは賛否両論で。(私は好きですよ)

DSでの変更点は、2画面になったのと英語版が収録させている事くらい。
追加シナリオ等がない点が残念と言えば残念ですが、この面白さでこのお値段はお得感。
2画面で遊びやすくなってるし、シリーズ全てがDSで揃うのでファンの方もぜひ1本。
未プレイの方は本体ごと買っても 損はしないと思います。

一応続きなので、前作をプレイしているとより楽しめると思います。

アドベンチャーゲームでスカっとしたい人はぜひどうぞv(07/08/29)





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