■ 逆転裁判4 >> ゲーム紹介 ■

「逆転裁判4」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

ジャンル:
発売元:
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発売日:
CERO:
プレイ環境:

個人的評価:
法廷バトルAVG
(株)カプコン
4,800円(限定版:8,800円)
Nintendo DS
2007年4月12日
B(限定版のみ12歳以上対象)
1人用/セーブ1つ

★★★☆☆
★どんなゲーム?
弁護士となって依頼人となる被告人の無罪を勝ち取る異色のアドベンチャーゲームです。
依頼人はいっつも絶体絶命。状況証拠に目撃証言てんこ盛り。そんな危機的状況のほんの些細なほころび(矛盾)を指摘し、バッタンバッタンと法廷をひっくり返して行きます。ええ、ひっくり返ります。それはそれは、星一徹のちゃぶ台のようにひっくり返ります。
2001年にシリーズ1作目がGBAで発売されて以来、その面白さで金字塔を打ち建てたゲームのシリーズ第4弾として、ニンテンドーDSに登場。コピーは「嘘をあばく快感」
▼ レビュー ▼
シリーズ第4弾として、発売前からかなり注目されていた1本。
限定版の予約にはアクセスが集中して、運良く繋がった人しか予約出来なかった事から、
ファンの間ではその日付をもじって「逆裁226事件」と言われたくらいで。
かく言う私も、予約負け組で泣く泣く通常版を予約したクチでした。

そして、期待と不安が入り混じる中迎えた発売日。
それでも、新しい逆裁が遊べるという事で思いっきり意気込んでスイッチON!!

…。
………。
……………あれ?

おおう、なんという、オチ。
面白い事は面白いんです。面白いんだけど…、クリア後のこのモヤモヤは何?(苦笑)

1話はホント面白かったんです。また神ゲーが光臨したと思いました。
2話も面白い。でも、3話で深く考えちゃいけない気分になり、4話で全ての伏線が明らかになった時の某メガネと某ヒゲの、人としての器の小ささにビックリだよ!!(笑)
すごいよ、アレ。どんだけ小ちゃいねん!器。
まさに、恩を仇で…。
まあ、なるほど君は”勾玉”持ってたんで、全てお見通しだったとは思うのですが。
それにしたって、それにしたって、あれは無い…! orz

システム的には、期待していた新しい「みぬく」が思ったより面白くなく。
以前の「サイコ・ロック」は、「証拠」を突きつける事でロジック的に嘘を見破り、相手から話を聞きだしたに対し、「みぬく」は嘘を付いた時の癖をツッコむ事によって相手の動揺を誘い、思わずポロリと証言させるという物。私はこれに違和感ありまくり。

逆裁シリーズなら、「証拠品以外は沈黙すべし!」、な訳で。

つまり「みぬく」なら、相手が嘘をつく時はこういう癖を出すという、「証拠」を提出させて欲しいんですよね。ぐうの音も出ないくらいに。あれだと、相手が動揺しなかったら意味がないし。
しかも、スローで何度も何度も同じ証言を聞く事になるので、スピード感が削がれるし。
(それでも、「みぬく」を使った4話ラストのゾッとした演出は、非常に良かったです)

スピード感が削がれるといえば、何度も同じ映像を見せられるのはちょっと困りました。
(そういうのは、せめて1度クリアしたら2度目から飛ばさせて!)
人物をつきつけられなくなったのは、新章の為のリセットと解釈できるので無問題。
あと、時折出てくるカガク操作は、とても面白かったです。こういうギミックは大好き。

主人公は可愛いんですが、他のキャラに味を持っていかれ過ぎ。(苦笑)
検事はちょっとパーフェクト過ぎかな。あと、真剣みが足りないのがモヤモヤ。1〜3の検事は、本当に死物狂いで裁判に臨んできたので、こっちも本気になれたんですよね〜。
あ、複雑な年輪を重ねてて、渋くなった成歩堂龍一は非常に良かったです。

あれこれ書きましたが、シリーズの熱烈ファンゆえの事が多いかもしれません。

確かに、逆裁4はツッコミ所の多いゲームですが、
ただ総合的に見れば、70点は行くと思うんです。(100点満点で) ただ、歴代シリーズ123が100点満点で120〜150点くらいの勢いだったので、パワーダウンしてるんですよね。

まあ、ソフト3本使って培ってきたものを「4」1本で全て覆すなんてどたい無理な話な訳で。
私は、進化してくれる事を祈って、次回に期待したいと思います。

いやしかし、限定版の値崩れはすごいですね。(苦笑) (07/10/02改定)





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