■ アナザーコード 2つの記憶 >> DASカードメッセージ集 ■

ゲーム内で入手するDASカードの内容を書き出してみました
思い出用なのでとってもネタバレ。閲覧注意

※DASカード901〜908は1周目と2周目以降では内容が違います


共通カード 901〜908(1周目) 901〜908(2周目以降※ネタバレ表記)



▼ DASカード(共通) ▼
 ※ストーリー上入手するDASカード。何周しても内容に変化なし

  ■DASカード00

     アシュレイ
     迎えに行けなくて、すまない
     長い時間を費やしてしまったが
     「アナザー」がついに完成した
     サヨコと私のふたりの研究が
     ようやくこれで報われる
     ゲートの向こうの屋敷で
     君を待っている

  ■DASカード01

     アシュレイ
     私を捜してこの部屋まで来たんだね
     うれしいよ、アシュレイ
     早く君に会いたい
     君に「アナザー」とママのことを
     早く話したい
     屋敷の奥の部屋で、君を待っている

  ■DASカード02

     アシュレイ
     私を捜してこの部屋まで来たんだね
     うれしいよ、アシュレイ
     私のことを捜してくれて…
     私は屋敷の奥の研究所で
     君を待っている
     早く君に会いたい

  ■DASカード991 (白のDASカード)

     カードナンバー991
     コード ASH853LEY
     ファースト・アナザー起動コード
     格納カードです
     本体にDASを設置すれば
     起動アイコンを作動させます

  ■DASカード992 (赤のDASカード)

     カードナンバー992
     コード SAY919OKO
     セカンド・アナザー起動コード
     格納カードです
     本体にDASを設置すれば
     起動アイコンを作動させます







▼ DASカード901〜908(1周目) ▼

  ■DASカード901

     カードナンバー901
     Rechard’s Memo
     孤独な研究の最中に
     ふと、本が読みたくなったら
     それは間違いなく
     研究に行き詰っているサインだ
     そんなときは、古い本棚から
     気に入った本を1冊選んで
     屋敷の外の空気を吸いながら
     門番小屋へ向かうことにしている
     簡素な木の椅子に座り
     サヨコの写真を窓辺に立てかけ
     ひと時、アナザーのことを忘れ
     本の文字に目を走らせていると
     ふと、シアトルのあの家の
     幸せが満ちたあのリビングで
     サヨコとともに過ごした時間が
     陽だまりの中に浮かび上がってくる
     そして、その幸せな思い出を胸に
     読書を終えることができると
     不思議と、研究の行き詰まりから
     解放されていく
     やっぱり、読書は門番小屋に限る

  ■DASカード902

     カードナンバー902
     Rechard's Memo
     孤独な生活を長く続けていると
     思いがけない変化も起きてくる
     いつの頃からか
     屋敷の中を歩きまわるとき
     鼻歌を歌う癖が
     ついてしまったようだ
     この私が鼻歌を歌う?
     信じられないが、それは事実だ
     しかもその鼻歌はいつも同じ歌
     それは、サヨコと初めて会った
     カフェのラジオから
     流れていた懐かしいあの歌だ
     あの歌を口ずさむたびに
     私は繰り返し思い出す
     サヨコに見つめられ
     世界が止まってしまったことを…
     その運命的な出会いから
     私のサヨコへの愛が始まったことを…
     そして、そのことを心に
     思い浮かべている間だけ
     私は、深い孤独から解放される

  ■DASカード903

     カードナンバー903
     Rechard's Memo
     近頃、屋敷の中を探索しては
     気分転換を図っている
     どのソファーが座り心地がいいか
     どのベッドがうたた寝に最高か
     どの部屋の装飾品に興味が持てるか
     など、最初は自分なりのテーマを
     持って探索を始めるのだが
     屋敷の中を歩けば歩くほど
     そのテーマは頭の中で薄れていって
     私はいつも
     かつてこの屋敷で暮らしていた
     人たちに思いをはせるようなる
     特にこの屋敷に住んでいた
     フラニーという少女について思うとき
     それは
     アシュレイを思うことにつながり
     ただ、せつなくなるばかりだ
     アシュレイ、君は私のことを
     少しは覚えてくれているだろうか
     アシュレイ…
     ちなみに、探索のとき
     門番小屋のネズミに気をつけるべし

  ■DASカード904

     カードナンバー904
     Rechard's Memo
     サヨコの生まれた国、日本
     海に囲まれた美しい島国
     私はいつかアシュレイとともに
     その国を訪れたい
     そして、静かな山村に暮らす
     サヨコの両親のもとを訪ね
     サヨコの子ども時代の話を聞き
     アシュレイとともに
     サヨコが話していた
     美しい桜並木の下を歩いてみたい

  ■DASカード905

     カードナンバー905
     Rechard's Memo
     屋敷の生活において
     苦労が多いことのひとつに食事がある
     いくら食べ物にこだわらない私でも
     長年の缶詰と非常食だけの食生活には
     さずがにうんざりすることもあり
     たまに気が向くと、食材を求めて
     島の中を歩きまわることもあるが
     残念ながら、いまだかつて
     うまい食材に巡り合ったことはなく
     リピートメニューは生まれていない
     ちなみに現在在庫の缶詰に関して
     私的ベスト3は
     コンビーフと少し辛めのチリビーンズ
     そして、クラムチャウダーである

  ■DASカード906

     カードナンバー906
     Rechard's Memo
     アシュレイのことを思うとき
     父親としての自分を考えるとき
     亡くなった父のことを
     思うようになった
     父は、私が18のときに
     母を連れて出かけた旅先の南米で
     飛行機事故に遭って
     母と共に亡くなった
     貿易商として多忙を極め
     家族を省みることなく
     突然逝ってしまった父のことを
     私は少しも理解できなかったが
     今、自分のことを…
     自分の置かれた立場を話せる相手は
     なぜか、あの父しかいないような
     気がしている

  ■DASカード907

     カードナンバー907
     Rechard's Memo
     研究する際、自分自身に
     言い聞かせている4つの信条を
     以下に記載しておく
     ・常に新しい仮説を打ち立てること
     ・反論に対する再反論と検証を
      怠らないこと
     ・絶対に「ない」というとこは
      ないのだと考えること
     ・決してあきらめない精神を
      持つこと
     困難にぶつかったとき
     私はこの4つの信条について
     サヨコと語り合った日のことを
     思い出すことにしている

  ■DASカード908

     カードナンバー908
     Rechard's Memo
     記憶の遺伝についての研究は進み
     一部の研究者たちの手によって
     近々、DNA記憶拡張装置が
     発表されると言われている
     記憶の遺伝については
     かつてサヨコはその分野の研究に
     取り組んだことがある
     もし現在、彼女が生きていたら
     彼女がその研究者であり続けたなら
     彼女はDNA記憶拡張装置に
     どんな興味を持っただろうか
     もしかしたら、自分の記憶を残し
     アシュレイにそれを引き継ぐとこを
     考えたかもしれない







▼ DASカード901〜908(2周目) ▼
 ※ネタバレ表記しています。見たい所は反転して下さい

  ■DASカード901

     カードナンバー901
     Rechard's Report
     研究の合間に屋敷で知り得た
     または、私が推測してみた
     エドワード家に関する情報を
     ここに書きとめておく
     エドワード商会を一代で築いた
     当主ローレンス・エドワードは
     貧困の中から苦労して
     金鉱を掘り起こし成功をつかんだ男で
     かつては、他人を信用せず
     人生で一番大切なものは
     「金」であると考える男であった
     そのため、自分の成功の証に
     この屋敷を建てるとき
     隠し部屋や仕掛けを多く作り
     外部の人間が容易に
     把握できないものとした
     執事のウェルズは
     エドワードの忠実な使用人で
     この屋敷の仕掛けの管理も
     行っていたと思われる


  ■DASカード902

     カードナンバー902
     Rechard's Report
     ローレンスの一人息子
     レナードについて
     レナードは父ローレンスの
     考えを嫌い、ローレンスの跡を継がず
     音楽家の道を目指して
     成人後、屋敷を出た
     レナードはその後、酒場で知り合った
     サリーという女性と結婚するが
     知らせを受けたローレンスが
     息子の結婚を認めなかったため
     レナードはそれから消息を絶った
     そして、数年後
     レナードの和解の手紙が届き
     その消息がわかるが、時遅く
     親子の対面は成らなかった
     レナードの妻・サリーについての
     その後の消息については
     屋敷内に記録は残っていない


  ■DASカード903

     カードナンバー903
     Rechard's Report
     ローレンスの孫ヘンリーの妻マリー
     とひとり娘フラニーについて
     私はある推測をしている
     それは
     森の奥の墓地に並んだ
     ヘンリーとトーマスの2つの墓を
     あそこに建て、トーマスの死後
     姿を消した息子のダニエルを偲んで
     Dと刻み込まれた石碑を置いたのは
     マリーで、またヘンリーの死後
     残されたローレンスの財産である
     この屋敷と島は
     フラニーに引き継がれたのでは
     ないかということである
     しかし、推測が正しかったとして
     この屋敷の現在の所有者である
     ビルの手に、それが渡るまで
     どんな経緯があったのかは
     まだ、想像の域を出ていない


  ■DASカード904

     カードナンバー904
     Rechard's Report
     ヘンリーの絵について
     戦前にヘンリーが右手で描いた絵は
     廊下のローレンスの肖像画
     食堂のふたりの少年の肖像画
     の2枚で
     戦後ヘンリーが左手で描いた絵は
     フラニーのスケッチ
     ローレンスの部屋の
     3人の肖像画である


  ■DASカード905

     カードナンバー905
     Rechard's Report
     トーマスの小説について
     トーマスは小説家を目指し
     叙情的な作風の数作の短編と
     戦争体験をもとにした
     自伝的長編を1作、残している
     しかし、これらの作品は
     彼の生存中には
     出版社の評価も低く
     絶版になったものが多い
     追記
     トーマスは、デビット・シールズ
     というペンネームで
     推理小説を書いていた時期がある


  ■DASカード906

     カードナンバー906
     Rechard's Report
     トーマスの妻・ジェーンについて
     トーマスは大学の同級生であった
     ジェーン・ホワイトと結婚するが
     ジェーンは不幸にも
     トーマスが戦争から帰還後、病死
     トーマスはそれ以後
     ダニエルをひとりで育てたが
     ダニエルの心臓に疾患が
     発見され、その治療費の支払いに
     困っていた事実があったようだ


  ■DASカード907

     カードナンバー907
     Rechard's Report
     ビルがこの屋敷を
     アナザーの研究の場として
     提供してくれて長い時が経つ
     そのとき、ビルに聞いた話を
     もう一度思い起こしてみると
     少し疑問点が残る
     ビルはこの島と屋敷を
     1994年に亡くなった母親から
     相続したものであると言ったが
     その母親については多くを語らない
     ただ、ビルの母親は
     このいわくのある屋敷に
     足を踏み入れることを拒み
     そのまま、亡くなったことは聞いた
     ビルの母親は誰なのか
     それによって
     ビルとエドワード家の関係は
     明らかにあるのだが
     ビルは母親についてなぜか
     口を閉ざしたままだ


  ■DASカード908

     カードナンバー908
     Rechard's Report
     ビルは
     私から研究の経過報告を聞くため
     数ヶ月に一度、屋敷にやってくるが
     時折、不思議な振る舞いをする
     それは屋敷内にある金の鳥の
     文様のついた調度品に
     彼の右手が触れたあと
     突然、右手に激痛が走ったかのような
     しぐさをすることである
     おかしなことに、ビルは
     そのしぐさに自覚がなく
     私の話が理解できないようだ
     あれは、どういうことなのだろう








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