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「THEどこでも推理」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

ジャンル:
発売元:
開発元:
価格:
機種:
発売日:

個人的評価:
推理系アドベンチャーゲーム
(株)D3PUBLISHER
(株)トムキャットシステム
2,500円
プレイステーション・ポータブル
2006年4月27日

★★★☆☆
■ストーリー
<擬似人格インターフェイス>という、一種の「会話専用人工知能」が世間に広まった近未来。主人公のボスは2人の擬人スタッフと共に、インターネットを通じて解決して行きます。その事件は、ご近所のトラブルから、暗号解読や、盗難、殺人事件などなど多種多様。

■どんなゲーム?
ちょっとだけ近未来の探偵推理物アドベンチャー。
過去シリーズ3作、PS「THE推理-IT探偵:18の事件簿-」、PS2「THE 推理-新たなる20の事件簿-」、PS2「THE 推理-そして誰もいなくなった-」に、新作10話を追加して全68話を収録。
1作目のフルボイス化やグラフィックのパワーアップもあり、シリーズ総決算的ソフト。
▼ レビュー ▼
存在は知っていたものの、なんとな〜く遊んでいなかった1本。
そんな中、同シンプルシリーズのTHE密室からの脱出を遊んで、中にちょっとだけ出てきたボスがツボったので、遅ればせながら遊んでみたという、「密室→推理組」な管理人。

そのサクサクっぷりに正直ビックリ!

直前に遊んだ密室が、後半難易度でハゲそうだったのもあるんですが、
それにしても、この適度に頭を使えば詰まる事のないノンストレスっぷりはスゴイなと。

1話1話が短いのも良いですね。1話10分〜20分程度です。
手順が少ないというか、画像を調べて証拠を集めたり、証言を聞いたらすぐ推理。
その推理も、「死因はなに?」、「なぜそう言えるの?」等の手順を踏んだ質問形式で4択。
間違えてもペナルティー無し、ゲームオーバー無しでやり直すだけのお手軽設定。
ここまで(良い意味で)肩の力を抜いて遊べる推理ものAVGは珍しいのでは?

世界観もちょっと面白いですね。
ちょっとだけ近未来で、<擬似人格インターフェイス>という、生きている人間と大差ない会話が出来るソフト達が広まっているという設定で、パソコン内に秘書がいます。そして押しかけ「ネットペット型ウイルス」の猫、賢作を初め出てくる出てくる個性豊かな擬人達。そこにこれまた個性的な人間も加わって、擬人と人間が同等に会話しては、ドタバタを展開するという感じ。

特に、秘書のジニーと賢作がキャラ立ってて魅力的です。
管理人、途中から謎を解きたいよりこの2人とのやり取りメインで遊んでしまいました。
ホントに可愛いこの2人。この2人とワイワイやっているだけで癒される…。

ただ、私は楽しく遊びましたが、ツッコミ所もあります。

 ・推理自体のレベルは低めなので、本格派を求めてる人には肩透かし。
 ・シナリオのスケールも小さいのが多いので、本格派を求めてる人には以下同文。
 ・伏線を張って大風呂敷を広げた割には、広げたまま丸投げで終わっている事がある。
 ・画面比率がちょっとだけ横延び。(移植の際そのまま伸ばしたか?)
 ・ロードが長い。(1話ごと、おまけ見るのも10秒はかかる)
 ・古典ミステリー(チェスタトン)のネタバレあり。
 ・ボス目当てで買ったのに、ボスに声がない!!!(涙)

こんな感じ。
気にしない方には無問題ですが、推理とタイトルが付いている以上、本格「推理」目当てで買うミステリー好き方もいると思うので、総合的に評価は★3つ。
推理小説よりは推理マンガっぽいので、読み物好きよりマンガ好きの方にオススメです。

あんまり頭使いたくないけど推理ものしたい、気軽に遊びたーいという方にもオススメ。
68話も入って2,500円(中古なら1,980円位)は、素晴らしいコストパフォーマンス。

あと、猫好きにもスススメ! 可愛いネコ擬人がいっぱい出ます。

個人的には、新作部分にあったマトリックスを使った推理パズルがすごく好きなので、
このパズルメインでDS辺りで続編作ってくれたらいいなと思います。
以前、名探偵コナンで出てましたが、推理シリーズのキャラ達で遊んでみたい人がここに。
タイトルはTHE推理パズル(もしくはTHE推理ロジック)とかね。
監修はぜひニコリで。 出たら買いますv

以上、最後のはニコリストの呟きでした。(08/01/29)





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