■ 刑事J.B.ハロルドの事件簿 殺人倶楽部 >> ゲーム紹介 ■

「刑事J.B.ハロルドの事件簿 殺人倶楽部」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

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発売日:
CERO:
プレイ環境:

個人的評価:
ミステリー推理アドベンチャーゲーム
(株)FonFun
(株)アルティ
3,990円
Nintendo DS
2008年2月21日
B(12歳以上対象)
1人用/セーブ5つ

★★★☆☆
■ストーリー
リバティタウン郊外にて、男性の死体が発見された。死因は、鋭利な刃物の刺し傷による出血多量。痴情のもつれや金銭トラブルが原因と疑われたが、捜査は思わぬ進展を見せ始め…。時を経て明らかにされる20年前の迷宮入り事件の謎。複雑な人間関係の中に隠された驚くべき事実とは、そして真犯人は…!?(パッケージ裏より抜粋)

■どんなゲーム?
刑事になって殺人事件を捜査推理していくミステリー系アドベンチャーゲーム。
地道な聞き込み、家宅捜索、重要参考人への尋問などを通じて真犯人を探していきます。
1986年にPC用ソフトとして発売されたAVGの名作のリメイク版。タッチペン操作やヒント機能などのシステムの部分や、グラフィックの部分を強化。追加シナリオとして後日談もあり。
▼ レビュー ▼
むかーしむかしある所に、リバーヒルソフトという会社があったそうな。
その会社では次々と名作のアドベンチャーゲームが作成されておっての。
管理人も子供時代、親のパソコンでせっせと遊んだものじゃった…。
と、昔話風に書いてしまうくらいの昔のゲームのリメイク。

最初の発売が1986年だから、22年前ですか?
人ひとりが成人しますがな。

このゲームはいわゆる”コマンド総当り”のアドベンチャーゲーム。
大量の登場人物達に大量な項目をせっせせっせと聞きまくって事件を解決していきます。
大判のぷちぷちを1個1個潰して行く感覚は、まさにしらみ潰し。
この行為が面白いと思えるか、メンドクセー!と思うかで評価が真っ二つかと思います。

コマンド総当りは、能動的に自らが推理するという部分は薄いのが難点ですが、
その分、ページを捲っていけば誰もが必ずラストの真犯人に辿り着けるような、
ミステリー小説の読者気分が味わえる部分が良い所でもあります。根気はいりますが。

コマンドは多いですが、レスポンスは良好なので、サクサク感はありますし、
何か進展があった時に、ピコーン!と効果音が鳴るもの達成感があって◎かと。
ビジュアルは初期に較べてビックリするくらいキレイにはなってます。

ただ、やっぱり古さは否めませんね。
ペンタッチ等のミニゲームもないし、今の感覚ではボリュームは少ない方。
なので、今時の派手な演出のあるAVGに慣れている方には物足りないかと思います。

このゲームのメインターゲットはたぶん、オールドゲーマー。
DSは買ったけど、遊ぶゲームがないわーと思ってる40代以上のお父さんお母さん。
あと、海外ミステリーの王道推理小説好きの方は楽しいかと思います。

私は普通に面白かったので、★は3つ。

ベッタベタのハードボイルドな世界が広がってて、思わず笑っちゃった。(良い意味で)
こういうノリは好きなので、続編も出そうだし、出たら買ってみたいと思います。
リバーヒルソフトは好きなメーカーだったので。(今はもうない…)

でも、3,990円はちょっと高いかな。リメイクだし2,500円位だったら良かったかも。

個人的には、刑事J.B.ハロルドもいいけど、藤堂龍之介シリーズが好き。
藤堂龍之介なら「琥珀色の遺言」が特に好き。世界観とテーマ曲が抜群に良かった。

こちらのシリーズもぜひ出して欲しいですね。携帯アプリはやらないので。(08/03/05)





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