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「花と太陽と雨と 終わらない楽園」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

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発売日:
プレイ環境:

個人的評価:
探し屋アドベンチャーゲーム
(株)マーベラスエンターテイメント
(株)グラスホッパー・マニファクチュア
4,800円
Nintendo DS
2008年3月6日
1人用/セーブ3つ

★★★☆☆
★ストーリー
ホテルの支配人から空港に仕掛けられた爆弾を探すように依頼された主人公モンド・スミオ。
しかし、島では何かが変であった…。繰り返される毎日、連鎖する事件。
全ての答え求め、謎解きが始まる。(パッケージ裏より抜粋)

★どんなゲーム?
南洋のトロピカルなリゾートホテルで起こる奇妙な事件を解決する推理アドベンチャー。
探し屋(頼まれればなんでも探す)となって、宿泊客から頼まれるトラブルを解消していくうちに、島の大きな秘密に巻き込まれていく。謎の答えが全て数字になっているのが特徴。
2001年にPS2で発売されたものにDS用の追加要素を加えたリメイク版。
▼ レビュー ▼
これほど遊ぶ人を選ぶゲームもないんじゃないか?

と思うほど、猛烈に人を選ぶ1本。
人を選ぶという作品に”ラブデ系”はありますが、それと並ぶかそれ以上かと。
たまらん人はとことん惚れ込むし、ダメな人はたぶん1時間もたない…。
そんな強烈な個性がこのゲームにはあります。

FSRの存在を知らなかったDSユーザーさん向けにこのゲームを説明するなら、
「猛烈にエッジの効いたレイトン教授」…でしょうか?
不思議な世界観に、不可思議な登場人物、そして謎解き。

しかし、レイトンが幅広く老若男女に向けて作ってるのに対し、こちらは幅が狭い狭い。
「このノリについてこれる人だけどうぞ」と言わんばかりの突き放しっぷり。
どちらが良いとは言いません。映画だってハリウッドもあれば、マイナー映画もある。
それでいいんです。だってゲームは「趣味趣向品」だから。

主人公は「探し屋」。
「頼まれれば何でも探す」という職業に「おひとよしな性格」が+されたからさあ大変。
最初の依頼でロスパス島に来たものの、次から次へとトラブルに巻き込まれていきます。
そして、探します。探すのはそのトラブルを解消するために必要な暗号数字。

特徴1:謎の答えは全て数字でガイドブック書いてある

え? 答えがあるのに面白いのかって?
面白いんです。
ちょっと、雰囲気が辞書持参OKのテストみたいですけどね。

ゲームの最初にもらえるロスパス島の観光ガイドブック。これが凄い。
島の歴史、観光スポット、ホテルの説明、インタビュー記事。と全50Pの内容盛り沢山。
そこにインタビューの一言だったり、商品説明だったりと、巧妙に数字が隠されてて、
与えられた謎のテーマと、島の人たちとの会話から、どこを見るかを推理して入力。
それが、ビンゴだった時のカタルシスといったら…!
これは他にはない斬新な謎解きスタイルかと。

特徴2:とにかく走る

島は環境保護の為、指定の車以外走れないという設定なので移動は徒歩です。
しかも、このゲームのすごい所は世界がほぼリアルスケール。(笑)
最初のホテルの駐車場でまずビックリ! 広いっ!
そしてホテルの門をくぐって中庭からフロントまで行くのにまたビックリ! 遠い!
徒歩3分と言われたら、本当に3分掛かる感じに走ります。ええ、走ります。

でもなんか、別に平気だから不思議。
大股で走るモンドのモーションと、クラシックの名曲をアレンジした曲などにつられて、
結構気持ちよく走ってる自分がいました。
あと万歩計がいいですね。走った分だけご褒美があるので、走りがいがあって◎です。

ただ、これがダメな人は絶対にいそう。
ワンダと巨象でアグロと世界を駆けるのが好きなタイプは平気だと思いますが。

特徴3:世界観と音楽がいい

重厚でコミカルという不可思議な世界観。
登場人物の会話も言葉選びにセンスがあって、微妙に噛み合わない不条理感。
そして、洗練されたBGM。言葉でうまく説明出来ない実に不思議な世界です。
こればっかりは体験してもらうしかなく。

個人的には音楽が素晴らしくて聞き惚れました。
クラシックのアレンジも、ボレロ、ジムノペディ、アヴェ・マリア、月の光など名曲ばかり。
ただ、スピーカーから聞くと音割れして魅力半減。
ぜひヘッドホンで堪能して欲しい。ヘッドホンするかしないかで★が1つ違います。
特に「月の光」がうっとり。(moonのおばあちゃんの家を思い出す)
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おまけの着替えも、忘れ物集めもいい感じ。
ボタンだとまっすぐ走れない感じがアレですが、タッチペンだと快適です。

ただひとつだけ言いたい!

伏線張まくりで謎のまま話が進み、進んでも謎だらけ。そして衝撃のラストシーン!
とそれはいいんですが、実はラストもさっぱり分かりません。

なぜかってこのゲーム、PS「シルバー事件」の続編で密接にリンクしてるから。
シルバー事件をプレーしていないと、後半の展開で少々理解に苦しむおそれ大!
DSへの移植が決定しているのに、なぜそっちを先に出さないんだろう。orz
それが全ての謎の中で1番の謎。

ぶっちゃけ、PSでシルバー事件遊べる人以外は、DSで出てからの遊んだ方がいいよ。

あと、アドベンチャーゲームと言ってもテキスト系の読み込むものではないし、
殺人事件系の推理ものでもないので、そこら辺を期待してると肩透かしなので注意。

「ノーモア☆ヒーローズ」や「killer7」等を生み出した須田剛一氏の作品なので、
あのイっちゃった世界観が好みの人には合うと思います。あとは、

 ・ラブデ系の突き放した感じが好きな人
 ・世界観重視の雰囲気ゲーが好きな人
 ・とにかく走りたい人
 ・数字が好きな人
 ・バカゲーハンター

ここら辺にもオススメです。

私はすっごい好きなんですが、猛烈に人を選ぶし前作(シルバー事件)が出てないので、
総合的に評価は★3つ。前作がDSで出たら、★4つに変更したいと思います。
そして、シルバー事件のDS発売を楽しみに待つ事にします。

ああ、サントラ出てくれないかな〜。出たら絶対に買うよ。(08/03/13)





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