<第3話:さらわれる逆転>
■中編:捜査パート 『「オバチャンのこと」を聞いた時』
ちょっと会わないうちに、
ベツの女の子をはべらせちゃって!
いつもそうだョ! オトコはいくつ
になっても若い女の子にフラフラし
ちゃうモノなのサ。こないだもそう
サせっかくオバチャンが応援してい
たユウイチちゃんが16才のコムス
メと結婚会見だョ。マッタク見る目
がナイったらありゃしないョ。桃栗
3年かかるんだから女のウレドキは
■中編:対決パート 『「ふと見たら・・・」の証言につきつけられた時』
それに、オバチャンの眼も、
近はニブくなったものサ。
昔は千里眼のカオルちゃんなんて
呼ばれるぐらい目が良かったのョ。
道を歩くイイ男たちをすぐにみつけ
てあげることができたってワケ。も
ちろん向こうもオバチャンのことを
すぐにみつけるのョ。これでもオバ
チャン近所でも評判
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<第5話:燃え上がる逆転>
■中編:捜査パート 『「ヒメサマン」を聞いた時』
でも、そのナナミも、カイワソウだョ。
オバチャンが演じちゃった
もんだから、次から大変だョ。
ホラ、なんせオバチャン横文字に
弱いし急なピンチヒッターだから
サ。ダイジなところでトチルトチ
ル。コドモと手裏剣マチガえて投
げちゃったり敵じゃなくてトノサ
マンを斬っちゃったりで。だけど
客席からは大喝采サ。前衛的って
ことでユルしてもらえたのかネェ。
まったくマヌケなヤツラだョ。
■中編:捜査パート 『女性用の肌着を見せた時』
死体なんて見つけてたら、
こんなにノンビリしてないョ。
いつもそうサ! なんでもオバチ
ャンのせいにばかりして! 週刊
誌がないのもカメラがないのもあ
の弁護士が全部オバチャンのせい
にしちゃうんだから。ないと言え
ばウチのダンナだってそうサ。プ
ロポーズが”こうなったら仕方な
い”ってなにを観念してるのサ。
せめて”こんな私だが‥‥仕方な
いと思って結婚してもらえるだろ
うか”とか耳元でササヤいてみろ
ってハナシだョ。マッタク。
■中編:対決パート 『矢張の主張を聞いた時』
いくらオバチャンが
ステキだからって言ってもねェ‥‥
オバチャンは一途なオンナなのサ!
ミッちゃんという相手がいるのに
ウワキなんてできるわけないじゃ
ないのサ! そりゃさっきは
ちょっとそこのオオカミ男にゆれ
動いたりもしたサ! だけどあれは
ミッちゃんの愛を確かめたかった
だけなんだョ! これからはずっと
永遠にミッちゃんひとすじで
いくってちかったんだからね!
■後編3:対決パート 『スペシャルなとのさまんじゅうを出した時』
オバチャンだって、テキトーに
まんじゅう出したわけじゃないョ。
オナカいっぱいになったら良い考え
も浮かぶんじゃないかって思ったん
じゃないかい! できることなら、
オバチャンの手料理でも食べさせて
あげたいところだョ! アイするト
ノガタのイブクロを満たしてあげる
っていう女のヨロコビ? オバチャ
ンだって、感じたいのサ! オバチ
ャンだってねェ。ムカシからどんな
ザイリョウでもだいたいの目分量で
そこそこおいしくできちゃう料理の
テンサイって言われてきたん
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<エンディング>
■『ヒメサマンのキグルミを着たまま』
ヒメサマンとタイホちゃんを
かけもつことになってサ。
ホント、
イソガしいったらありゃしないョ。
だけどいいのサ。ミッちゃんから
手紙をもらったからネェ。
”くれぐれのコシを大切に。そして
話すときはカブりものを取って”
‥‥ってなんだい!
オバチャン、好きで毎回カブりもの
してるワケじゃないのョ! やれ宇
宙人だやれブキミなヌイグルミだや
れヒメサマンかハッキリしないヒー
ローだって。オバチャンもオトメな
んだからもっとハイカラなボウシ
もカブりたいサ。いっそのこと自分
のキグルミでもかぶっとこうかい。
もうそうしよういやそうする‥‥
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