■ 【DSiウェア】THE密室からの脱出 >> ゲーム紹介 ■

「【DSiウェア】THE密室からの脱出」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

ジャンル:
配信元:
開発元:
DSiポイント:
機種:
配信日:
プレイ環境:

個人的評価:
脱出ゲーム(アドベンチャーゲーム)
(株)D3PUBLISHER
(株)インテンス
500ポイント
Nintendo DSi
2009年7月22日
1人用/セーブ1つ

★★★★★
■ストーリー
薄暗い部屋で目覚めた主人公は記憶を失っていた。夢の中にいるようなフワフワとした感覚に戸惑いながらも外に出ようと部屋の探索を始める主人公だったが…。

■どんなゲーム?
さまざまな状況下にある、密室からの脱出を目指すAVGシリーズのDSiウエア第一弾。
プレイヤーは、閉じ込められた状態からスタートし、部屋をタッチペンで探索し、室内にあるアイテムを駆使しながら、密室の謎を解いて脱出を図っていく。ぶっ飛んだストーリーが特徴。
システムは、アイテム合成・メモ機能・スライド等、パケ版「密室2」を継承。
▼ レビュー ▼
DSパッケージで「密室からの脱出」「密室からの脱出2」と続いたシリーズのDSiウェア版。
しかも、DSiウェアにありがちな切り売りじゃなく完全新作!

もうこのシリーズが大好きな管理人は、発表から楽しみで楽しみで。
当日もそわそわしながら配信開始を待っておりました。

結果、今回も買って大正解。
予想より歯ごたえがあって、難しかったけど面白かった〜。

脱出もの自体の面白さの話は、「密室1」のレビューを読んで貰うとして。

この脱出ゲームの
 ・アイテムを見つけて、その使い方を推理する謎解き
 ・部屋に散りばめられたキーワードから、入力するべきキーを推理する謎解き

この2本柱が絶妙に絡んで簡単すぎず難しすぎず。今回も良いバランスでした。
終盤はちょっと難しいけど、理不尽一歩手前だし、よく見ると必ずヒントがある仕組み。

それをメモりながらでも徐々に解いていって、正解に辿りつけた時のカタルシスったら!
このバランスが悪いとただのイライラゲーになっちゃうんですよね。

ステージは3つ。
とはいえ、ラストがS1・S2の部屋を行き来するので、実質舞台は2部屋。
でも容量の少ない分、同じアイテムを組み合わせや使用方法を変えて何度も使ったり、
同じ場所でも状況によって違うヒントが出たりと、工夫されていて良かったです。

変にミニゲームとかが入っていない分、謎解きに集中できるのもいい感じ。

システム的には、まるっと「密室2」を継承してますが、優秀なシステムだったので無問題。

しかも、このゲームちゃんとエンディングが分岐するんだよ!(2種)
その上、エンディングによって、ムービーも曲も違うんだから驚きです。
この低価格で、なんという作りこみ。
こういう、作り手の工夫や努力が見えるゲームって好きだな〜v

「密室2」同様、スライド出来る部分を探すのが、攻略のキモでした。
そして今回、「密室2」でラインを辿る判定が微妙だったのが改善されてました。

いやしかし、このゲームでムスカれるとは思わなかった。(※)

インテンスは、さりげなく時事ネタやコメディ入れてきたりするので、
深刻な状況の中なのに妙に笑える所が好きだ。パロディ精神バンザイ!

ストーリーや世界観は少しだけホラーテイスト。
と言っても血も死体も霊も出てきませんが、じわーっと怖い。おばけ屋敷系かと。
(というか、閉じ込められている時点で本人にとってはホラーだけどね。(^^ゞ)
ストーリー性は薄いけど相変わらずぶっ飛んでます。(私はこういうの好き)

プレイ時間は悩みつつ遊んで5〜6時間くらい。
3ステージは少し物足りないし、何度も遊ぶゲームではないけど、
500円でこれだけ楽しめれば大満足です。個人的には★5。引く所はない感じ。

脱出ゲームを遊んでみたいと思ってる脱出初心者さんから、
歯ごたえのある謎解き系のAVGが遊びたいという方たちにオススメの1本。

そして、まだの方はぜひDSパッケージ版の「密室からの脱出2」を遊んでみてください。
このゲームが面白かったら、絶対「密室2」も面白いはずです。
(「密室1」はシステム的にまだ荒削りなので、「2」がオススメ。「1」も面白いよv)

インテンスの密室シリーズは外れなし。今後もこのシリーズは応援して行きます。

Dsiウェアの次は、Wiiウェア版の「密室からの脱出」だね!
月刊脱出に乾杯!

それにしても、タイトルは区別できるように付けてくださいよー。
別内容なのに3機種同タイトルだなんて、移植と間違えられて勿体無いよー。(09/11/12)

※ムスカ  ジブリ作品「天空の城ラピュタ」のキャラクター
        「見ろ人がゴミのようだ」、「目が〜目が〜」等の名セリフが有名





BACK