■ インフィニットループ -古城が見せた夢- >> ゲーム紹介 ■

「インフィニットループ -古城が見せた夢-」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

ジャンル:
発売元:
価格:
機種:
発売日:
CERO:

個人的評価:
ミステリアスファンタジーAVG
(株)日本一ソフトウェア
5,040円  (ベスト:2,940円、DL版:2,200円)
プレイステーション・ポータブル
2008年7月24日
B(12歳以上対象)

★★★★☆
■ストーリー
先王が亡くなってまもなく、城内で突然死亡する原因不明の流行り病が蔓延し、国力は衰退の一途を辿っていました。若き王子・ウィリアムは原因究明に乗り出しますが、その矢先、突如現れた死神の目を見てあえなく死亡してしまうのでした。気が付くと、王子は幽霊に。彼は自分だけが現世に残された意味があるかもしれないと、人々に憑依し渡り歩いてみる事にしました。
その先に悲劇の円環(ループ)待つことを、王子は知る由もありませんでした…。

■どんなゲーム?
王子ウィリアムになって、城に起こる数々の悲劇を回避していくアドベンチャーゲーム。
幽霊の王子は、人々の背後に憑依する事で移動したり状況を見たりする事が可能。そして、憑依した人に特定の「夢」を見せる事によってその人の行動に関与していきます。悲劇が起こると最初の日に戻る(ループ)のが特徴。別視点で何度も辿る事で物語全体が見えてきます。
▼ レビュー ▼
システムの斬新さとファンタジックな世界観に惹かれて買った1本。

すごい面白かったです。
でも同時に「すごい惜しい!」とも思ったゲームでした。

1)システム

まず、システムは非常によく出来てました。

幽霊の王子は人々に憑依する事によって移動し、その場の出来事を見ていきます。
同じ出来事でも憑依する人を変えると、まったく違った側面が見えてくる仕掛けも面白い。
そして、悲劇の原因を突き止めたら、特定の人に特定の「夢」を見せて回避。
この謎解き方法は、今までありそうでなかったように思います。

周回プレイ前提なので、タイムテーブルやスキップ等の部分も充実してました。
ゲームを進めていくと、こんな風に↓達成済み部分のタイムテーブルも作られていくので、
非常に分かりやすく驚くほどノンストレスです。(タイムテーブルからジャンプも可能)





 ←(縦が場所、横が時間軸)





2)キャラクター

キャラクターも1人を除いて、全員が非常に味のある魅力的な人達でした。
堅物かと思ってた人がお茶目な一面を見せたりして、非常に微笑ましい人多数。

特に王子の妹と婚約者の姫2人。可愛くて健気で応援したくなります。
王子も声はないものの、憑依した後ろで笑ったり困ったりと結構くるくると表情を変え、
憑依した女性の着替え時などは、見ないように視線をずらすなど、可愛らしい一面も。
この手のゲームでは珍しいぽっちゃりメイドは、おかん的存在で癒されました。

あと、思った以上におっさん率の高いゲームですね。
王子・姫・メイドを抜かす、脇役(宰相・司祭等)の平均年齢は40も軽く越しそうです。
おっさんキャラ大好きな管理人大喜び。ただ、マッチョは苦手なのでちょっと困った。(^^ゞ
(なぜか、ムキムキ筋肉ギャグのネタがそこかしこに散らばってる)

そして、そんなキャラクター達の立ち絵が動く動く。
残念ながら口パクはないものの、その分をカバーするくらい活き活きと動くので、
フルボイスと相まってキャラの魅力がより引き立って、見ていて非常に楽しかったです。

3)ストーリー&イベント

ストーリーは王道です。というか、おとぎ話です。
なので、設定の根本的な部分(なぜループするの?等)は匂わす程度になってます。
(絵本の秘密も、ある人のルートでそれっぽい話は出るものの、厳密な答えはなし)
夢があるお話といえばそうなのですが、100%の整合性や、現実的推理、伏線集約を
求めるストーリー重視のプレイヤーには、未消化と映る確立は大きいですね。

自分は匂わす程度の部分は脳内補完出来るタイプなので特に困りませんでしたが。
姫2人が健気で応援したくなったし、終盤結構ハラハラしたので、私的には問題なし!

ただ、かなり先の読める展開が残念でした。もうちょっと捻りが欲しかったな。(´・ω・`)

夢を見せた事で見られるイベントは全部で72個。
王子との過去の思い出が見れたり、キャラの意外な人となりが分かったり、
そしてちょっとエッチなCG(下着や風呂)も見れたりと、量的には充分なボリュームです。

ただ、その中で本編に関わる必須のイベントの量が妙に少ないのが気になりました。
そして、それが固定で自由度もなく、1本道という所も。ここが実に惜しい所。
サブイベントも面白かったけど、もうちょっと本編でも色々遊びたかったです。
回避する方法が2パターンくらいあったり、2人同時に動かすとかあっても良かったな〜。

あと重箱のスミをつつくなら、イベントクリアの実績(キャンドル)を消すと、
また夢見せなきゃいけないのが不便だったな〜。(せめて条件は見せて欲しかった)

4)まとめ

このゲームを一言でいうと、人間観察ゲームですね。

なので、謎解きメインで遊ぶと、回避できるたった一つの答えを探す為に
しかたなく、全ルートしらみつぶしに見る事になって非常にイライラする確立が高いですが、
逆に人間観察メインで遊ぶと、楽しく全員を観察してる間に自然とヒントや答えが分かる
というさじ加減。なので、プレイヤーのタイプによって評価がかなり分かれると思います。

オススメなのは、世界観・キャラ重視のプレイヤーさん。

日本一のADVは本格的な推理物が多いのですが、これはライトな印象なので、
気軽に気負い無くアドベンチャーゲームが遊びたい人にもオススメです。

PSPだけに(?)男性向け的CGも多数なので、女性プレイヤーさんには声を大にして
オススメ!とは言えない感じですが、下着や風呂CGに嫌悪感がない人なら全然大丈夫!
外見内面共にイケメンな王子はちょっと必見ですよ。(馬車CGの王子はカッコよすぎる)

PLAYSTATION@Store体験板ゲット可能なので。試してみるのも良いかも。

新しい試みは評価できるものの、惜しい部分もあるので、★は4で。
謎解きに自由度があったり、1本道でも意外性のある物語だったら★5でした。

という訳で、このシステムを使った新作が遊びたいですね。
ディスガイヤインフィニットはディスガイヤ知らないので手が出にくいですし。(10/04/08)





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