| ▼ ゲーム紹介 ▼ |
|
ジャンル：
発売元：
価格：
機種：
配信日：
プレイ環境：
個人的評価：
|
アイテム探しゲーム
：（株）Ｇモード
500円
Ｎｉｎｔｅｎｄｏ ３ＤＳ
2011年6月7日
１人用/セーブ３つ
★★★☆☆
|
|
■ストーリー
舞台はハリウッド。超大作映画のVIP向けプレミア上映会の前日、唯一となるコピーフィルムが行方不明になってしまいます。世界的に有名な私立探偵「アンリ・クリスタル」は、映画フィルムの行方を突き止め、タイムリミットまでに取り戻すことに……！（公式より）
■どんなゲーム？
指示に従って画面上に隠されたアイテムを探してくアイテム探しゲーム。
小道具置き場、西部劇のセット、プレミア試写会場などの16のロケーションに隠された1100以上のアイテムを捜し出して行きます。隠しアイテムを全て探し出すと、全アイテムを探す「フリー探索モード」などが解禁。PCDLゲーム「ミステリー探偵シリーズ」の3DS移植版。
|
|
| ▼ レビュー ▼ |
※このレビューはプレイ後に書いたトピックス（11/06/22）を元に加筆･修正をしています。
---
このゲームは、いわゆる「アイテム探し」というジャンルのゲーム。
PopCapで配信している人気シリーズが3DSへ移植されたもののようです。
ゲーム内容は、上画面の「りんご、ボール、レンチ…」などのリストを見ながら、
下画面の中に隠れてるアイテムを時間内にタッチで探すというもの。
単純なゲームなのですが、妙な中毒性があって気付くと集中してしまいます。
うまいなーと思ったのは、人間の思い込みと目と脳の曖昧さを利用してる所。
人間ってこうと思い込むと、目に映ってるのに見えてない事ってありますよね。
何度も見た所に実は隠れてて、見付かった時に「なんでこれが見えなかったんだ！」
と思う事も多くそこが妙に面白い。そしてコツを覚えると早く見つかるカタルシス。
あとは、言葉の曖昧さも利用してる所。
「飛行機」と指定されてると、つい空を飛んでる飛行機を探してしまいますが、
飛行機といっても、紙飛行機･飛行機マーク･「PLANE」の文字等かもしれないという、
ある種のとんち的な頭のやわらかさも必要だったりします。
他にも、現実的な大きさでない場合もある（時折針が巨大すぎて驚く）とか、
海外と日本での物の形の違いがある（牛乳パック･ポスト等）とか、
そんなのを使って、うまく隠れてて面白かったですねー。
個人的には「風車」が秀逸だと思いました。。
この「風車」、「ふうしゃ」と読むか「かざぐるま」と読むか指定してないので、
ぱっと見て自分がどっちで読むかで、物の見方がまるっと変わってくるんですよね。
やられたーと騙される楽しさが、アイテム探しにはあるなー。
連続で探し当てるとコンボが繋がってスピードボーナスがもらえたり、
指定されない隠しアイテムを見つけると、別のモードがオープンしたり、
色んな条件のレコードが用意されていたりと、やり込み要素も結構ありました。
個人的には、フリー探索モードが燃えた燃えた！Σ（ﾟ∀ﾟ*)
各場所の探し出せるアイテムを全て根こそぎ探せるというモードで、
最終的には全部の場所をカラッポに出来るのが楽しくて楽しくて。
見つけた時になるピコーンというSEも心地良いから次々探したくなるんですよね。
このモードをオープンしてからは、こればかり遊んでます。
ストーリーモードはこれの為の布石といっても過言じゃない！！という感じ。
ただこのゲーム。公式の説明にジャンルに「アイテム探し”推理”ゲーム」とありますが、
アイテム探しパートの間に、ストーリーの会話が進むだけなので、
推理要素はまったくありません。
なので、AVG的な何かを期待して遊ぶと肩透かし所か大ヤケドをします。(^^ゞ
どうやら、PC→3DSに移植する際に「立ち絵＆会話シーン」が追加された事で
ジャンルに”推理”が入ったっぽいんですが、このジャンル設定間違ってると思う。
”推理”ってあったら、推理AVGを期待するよねやっぱり。
タイトルにも、「ミステリー」って単語が入ってる事だし余計に期待値上がるし。
なんで、普通に「アイテム探しゲーム」にしなかったんだろう。
ここが非常に残念で勿体無いです。（受けなくていい詐欺評価を自ら作ってるというorz）
あとは、ゲーム下画面がメインで上画面はストーリーにちらっと使う位だったので、
3DSで出す意味がないって所でしょうか。この内容ならDSiウェアでも充分だと思う。
ただある程度解像度が必要なゲームなので、それで3DSになったのかもしれません。
あ、あとこれは言いたい。左利きだと遊びにくい！！
パッドでしか画面が動かせないので、変な持ち方しないと遊べません。。・゜・(/Д`)・゜・。
---
と、色々書きましたが、個人的には非常に面白かったです。
左利きで遊びにくい遊びにくいと言いつつ、それでも25時間以上遊んでたりします。
これには、遊んでる本人がビックリ！Σ（ﾟ∀ﾟ*)
PCから3DSへ移植される際に、ステージ数25→16などボリューム減されてますが、
ボリューム３割減で値段が1/4なら、むしろお買い得感満載！
ツッコミ所はあっても、500円でこれだけ遊べれば大満足です。
ただ、客観的な評価はマイナス面もあるので★３かな。個人的には★４です。
オススメは、ミッケやウォーリーが好きな方。
目の錯覚や、だまし絵的なものが好きな方、リスト埋めが好きな方。
気負いなく、画面を眺めてタッチしたい方などなど。
逆にストーリー重視の方、推理ものAVGが遊びたい方にはオススメしません。
3DS版はアイテム配置が固定なので、完全なる覚えゲーですが、
合いそうだと思った方はぜひ。空いた時間に遊ぶのに合っているゲームです。
私は今回初めて「アイテム探し」というジャンルを遊んで面白さを知りました。
（Yahoo!ゲームの海外製DLゲームなどで良く見かけるので知ってはいたのですが、
遊んだ事はなく。すごいスピードで新作が発表されてるし、世界的には有名らしいですね）
今度この手のゲームがDSiやDS3でまた出たら買うと思います。（11/06/25）
|
|
